約 3,790,576 件
https://w.atwiki.jp/toho/pages/5493.html
東方イノセントキーの本気 サークル:Innocent Key Number Track Name Arranger Lyrics Vocal Original Works Original Tune Length 01 叙聖のクオリア~Subterranean rose~ yohine 大瀬良あい、ココ 3L 東方地霊殿 ラストリモート [04 47] ハルトマンの妖怪少女 02 Synapse Receptor 溝口ゆうま 溝口ゆうま 小宮真央 東方妖々夢 幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life [04 50] 03 甘い夢、魔性の林檎 秀三 秀三 秀三 東方幻想郷 Bad Apple!! [03 18] 04 燐火~亡き者への揺籃歌~ 溝口ゆうま 大瀬良あい 大瀬良あい 東方地霊殿 廃獄ララバイ [03 30] 05 幻想森精宴 yohine ココ shihori 東方三月精 可愛い大戦争のリフレーン [04 11] 06 狂宴葬奏~Rhapsody~ nyanyannya nyanyannya nyanyannya 東方萃夢想 Demystify Feast [03 22] 東方妖々夢 ネクロファンタジア 07 ブクレシュティの人形師~Evolve Mix~ yohine 東方妖々夢 ブクレシュティの人形師 [04 55] 08 Eternia gak gak yonji 東方風神録 神々が恋した幻想郷 [04 00] 09 Float 溝口ゆうま 溝口ゆうま Rayna 東方紅魔郷 U.N.オーエンは彼女なのか? [04 23] 10 LUVincaRnatioN yohine ココ Nimo、コツキミヤ 東方夢時空 Reincarnation [05 49] 11 不夜城レッド 溝口ゆうま 溝口ゆうま ランコ 東方紅魔郷 亡き王女の為のセプテット [05:09] 12 朝霧の夜明け yohine ココ 真野 紫 東方風神録 妖怪の山 ~ Mysterious Mountain [04 39] ダブルスポイラー 無間の鐘 ~ Infinite Nightmare 13 らぶっちゅ☆CHIREIDEN yohine ココ ココ 東方地霊殿 少女さとり ~ 3rd eye [04 24] ハートフェルトファンシー 14 Purple Slitは雨に濡れて yohine feat.sou 東方妖々夢 ネクロファンタジア [05:37] 15 Eroslon ~境界の理~ instrumental yohine、溝口ゆうま 溝口ゆうま 東方妖々夢 幽霊楽団 ~ Phantom Ensemble [05:43] 16 Concealed. Instrumental 溝口ゆうま 溝口ゆうま、大瀬良あい 東方星蓮船 夜空のユーフォーロマンス [04 17] 平安のエイリアン 17 幻想カレイドスコープ Instrumental yohine ココ 東方夢時空 東方妖恋談 [05:12] 蓬莱人形 二色蓮花蝶 ~ Red and White 東方永夜抄 少女綺想曲 ~ Dream Battle 詳細 コミックマーケット78(2010/08/14)にて頒布 イベント価格:1,000円 ショップ価格:1,470円(税込) Guest 3L:(NJK Record) 小宮真央:(Asterisk@) 秀三:(ゼッケン屋) shihori:(A-One) nyanyannya:(Team.ねこかん[猫]) yonji:(Girl s short hair) Rayna Nimo コツキミヤ:(ALLEGORY WORKS) ランコ:(豚乙女) 真野 紫 レビュー 本気です。全てかっこいいです。 と思ったらTr13に可愛らしい曲ががが これまた良いです。 -- (´・ェ・`) (2011-04-03 10 15 15) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mioritsu/pages/640.html
薄目で、辺りを見回した。 私はどうやらいつの間にか寝ていたようだ。 最初は壁に背中を預けて座り、寝ている澪の様子を眺めていた記憶がある。 でもそのまままどろみに沈むように記憶がポッカリとなくなっていた。 多分、眠くなって寝たのだろう。 そしてなぜか、体育座りの私に布団が掛かっている。 おかげで暖かいけれど、確かこの布団は澪に……――。 澪? 私は布団から視線を上げて、正面を見た。 寝ている澪を眺めるに最適な位置を選んで壁際に座っていた私。 だから正面には澪がいた。 だけど、寝てはいなくて。 少しだけ崩れた格好で座ったまま何かを見ている。 (……雑誌、見てるのか?) ぼんやりとする頭と視界。まだ眠気は収まらないし、状況を頭で考えるほど回転してはいなかった。 指先にも感覚はない。 わずかに開いている瞼だけが、今私が得られる情報を思考に与えていた。 澪は、雑誌を読んでいた。 ……あの雑誌は、ギグス、か? バンドスコアや楽器の奏法が載った雑誌……バンドなんか組んでないくせに調子付いて買った雑誌だ。 いやもちろんバンドだけじゃなくて、各楽器の情報もあるからドラムをやる参考にもなったのだけど……。 この位置からじゃ、よく見えない。 澪の顔も、垂れ下がった黒髪で見えない。 ……待てよ、ページが見えるぞ。 私は目を凝らして、驚いた。 ベース? でも、この位置から見えるのは……確かに、ベースの写真が載ってるページだ。 ギターの見間違えかもしれないけど、でも明らかにネックが長い。 ということは、澪は今、ベースのページを見てるのか? なんで? 音楽にさほど興味もなさげだし、個人差はあってもライブDVDを途中で寝ちゃうような澪のはずなのに。 それなのにどうして、今音楽雑誌のギグス……しかもベースのページを見てるんだ? ぺらぺら捲っている途中にたまたまベースのページを見つけたから読んでるってことだろうか。 いや違う。もう私が目覚めて一分ほどだ。 もし興味がなかったり流し読みの途中ならさっさとページを飛ばしている。 でも澪はそんなことせずに、じっとベースのページを見つめ続けていたのだ。 私は、壁掛け時計を見た。 六時半だった。 ……まだ寝れる――る? 六時半? え? さっき八時半だったよな。 つまり、え? もう一夜明かしちゃったってことか? だとしたらえーと、どういうこと? あと数時間で、講義が始ま……え? ということは――。 「澪……」 「あ、おはよう……律」 私が微妙に渇いた喉を震わせて名前を呼ぶと、澪はこちらに振り返った。 「……まさか、泊まったの?」 恐る恐る問う。 だって、朝の六時半に澪が家にいるんだぜ。 「……ごめん。起きたら、朝の五時だったんだ」 「……そっか。澪、よく寝てたもんな」 澪は雑誌を閉じて、それを元あった棚に戻した。 部屋の電気はつけっぱなしで、どうやら昨日からつけたままだったようだ。 そりゃ当然だ。私は全然寝るつもりはなかったのだから。 だけど澪も私も、お互い無意識のまま眠っちゃってたんだ。 だから電気がついたままで……。 澪は、私の家に泊まったんだ。 意識的には覚えていないけど。 でも確かに、澪は私のすぐ傍で……。 なんてことのないことだけど、それは私の胸を締め付けた。 それは痛いとか辛いとかじゃなくて、その事実というか結果が、どうしようもなく胸を震わせたのだ。 嬉しいのかどうなのかは判断がつかないけど。 一晩、一緒にいた。 一緒にいたんだ。 なんか、すごい。 「寝ちゃって、ごめんなさい……」 「ああ、いいよいいよ。起こさなかった私も悪いんだから」 「……本当に、ごめん」 澪は自分を責めているように悲しそうに目を伏せた。 澪は、私が澪を一晩泊めたことが迷惑なことだと思ってるんだろうか。 そんなことまったくないのに。むしろ泊まって欲しかったぐらいで……だからこそ、私は起こさなかったんだ。 起こせるのに起こさなかったんだよ。 「いいよ。それよりさ、朝御飯作るから!」 私は自分も澪も奮い立たせるように、思いっきり元気な声を張り上げて立ち上がった。 あと二時間ほどで講義は始まってしまう。 それまでに朝食を……今日は二人分作らなきゃいけないけど、基本的に簡単だから手間も掛からないだろう。 「あ、手伝う……」 「いいよ澪は。すぐできるし」 「で、でも……いろいろ迷惑掛けたし……できること、したいなって」 いい加減私をドキドキさせるのやめてくれないかな。 そんな声で頼まれたら。そんな視線で物言われたら、断れるわけないだろ……。 私は呆れて返した。 「……わかったよ。じゃあ一緒に何か作ろう」 「あ、ありがと……頑張る」 私たちは立ち上がって、キッチンに向かった。 普段通りに食パンや目玉焼き、ウインナーを作ったら二人でやる意味などない。 二人で協力して作れるようなものじゃないとな。となると、何が作れるんだろうか。 「澪は、得意な料理とかあるの?」 「料理自体得意じゃないから……」 「じゃあ作れるものを作ってよ。澪の料理食べてみたいって言ってただろ?」 「たまご料理しか、まともなものは作れないよ」 「いいよそれで! むしろ朝食にピッタリじゃん」 「そうかな?」 「じゃあ澪は何か作れるたまご料理を作ってて。私は……澪は、朝は和食と洋食どっちがいい?」 私は普段洋食……つまりさっきも言ったようにパンとウインナーとたまご料理一品という感じだ。 もちろん和食に比べると栄養価も低いしお腹はあまり膨れないからお昼にとてもお腹は空くのだけど……。 でも時間やコスト的な意味ではパンとそれらはとても便利だった。 澪は胸の前で手を組み、迷ったような素振りを見せた。 私はとりあえずもう一度答えやすいように言葉を促す。 「普段は朝食、どっちなの澪は?」 「パン……だけど」 「じゃあパンでいい?」 「うん」 「じゃあ私はパン焼くわ……あと、お風呂入る?」 私は何気なく質問した。 が、澪はものすごく驚いて仰け反った。実際に体が仰け反ったわけじゃないのだけど、見慣れない表情になった。 ピクッと眉をあげて目を丸くしたのだ。 「お、お風呂?」 なぜか顔を赤くしている。 「うん。だって私たち昨日寝ちゃってお風呂入ってないじゃん。だから今から沸かそうと思うんだけど」 普段澪がいつ頃お風呂に入っているかは知らない。 でも私はといえば普段は夜の十時頃に入っていた。 ユニットバスだから二人はかなり使い辛いのだけど……ユニットバスはシャワーと浴槽が別々じゃないから。 「え、でも……迷惑じゃない?」 澪は昨日から迷惑迷惑言っている気がする。 当然だと思う。 澪は……私にオススメの本を買ってくれた時、約束を破って私に嫌われたくなかったと言っていた。 私はその言葉を聞いて、嬉しかったような寂しいような微妙な気持ちになってしまったのだ。 私は澪を嫌うことなんてないのに。 だけど、もしかすれば嫌われるかもという気持ちが澪にあるんだって。 「迷惑じゃないよ。むしろ楽しいぐらいだよ」 それは純粋な気持ちだった。 私は、澪と少しでも長く一緒にいたいという気持ちで澪を起こさなかった。 お風呂に入れるぐらい、なんてことない。 「そ、そう……?」 「うん。じゃあ、澪は料理に集中してて」 「わかった」 澪は置いてあったボールにたまごを割って、菜箸で溶かし始めた。 見たところ卵焼きのようだけど、別の誰かの卵焼きなんて新鮮で楽しみだ。 自分のとは隠し味も調味料の量も違うだろう。他の誰かに料理を作ってもらうなんて母さん以来かもしれなかった。 私はパンを二枚袋から取り出しオーブンレンジに入れた。『トースト』のボタンを一回押すだけできちんと焼ける。 便利な世の中になったもんだなあ。私が小さい頃は、あの焼きあがったら跳ね上がるオーブンだった気がする。 オーブンレンジの扉を閉めてスイッチを押し、その場を離れた。 お風呂の部屋に入って、シャワーカーテンを開く。浴槽は一日使っていないので完璧に乾いていた。 私は一度シャワーで浴槽を洗い、蛇口を捻ってお風呂を溜め始める。溜まるのは十五分後くらいかな。 シャワーカーテンを閉めてそこから出た。 澪は、まだ作っている。だけど油の跳ねるような綺麗な高温や、たまごのいい匂いがし始めていた。 本当に料理が苦手なのだろうかと思うほど、違和感のない佇まいをしている。 私はそろっと横を通り抜け、冷蔵庫まで近寄った。 ヨーグルトと、バター、チーズを取り出しておく。 澪の横顔は一生懸命だった。 なんか、同棲してるみたいだ。 こんなこと思うの、澪に迷惑かなあ。 ……って私も澪と同じじゃん。相手の迷惑を気にしてるじゃないか。 ● 朝起きたら、律はまだ寝ていた。 私は目が覚めてしまったので、雑誌を読んだ。 実は、音楽にまったく興味がないわけじゃなかった。 律はたくさんDVDや音楽雑誌を持っているみたいので、音楽が好きなんだろう。 特にドラムの雑誌が多いから、ドラムをやってるのかな。 ということは、律はバンドとか組んでるのかな。 正直言うと、律が他の人と仲良くやってるのを想像すると胸が痛いよ。 こんなこと今までなかったのに。 律がドラムなら、同じリズム隊のベースをやってみたい気もする。 朝食は、私が作った。 律に卵焼きを作って―― ● 「いただきます」 「……どうぞ」 私が手を合わせてそう言うと、澪は正座のまま身構えた。 私はテーブルの上の卵焼きを見つめる。 うん、色は悪くないんじゃないのかな。 私が普段作っているものより少しだけ焦げている気もするけど、まあそこまで酷いわけじゃない。 澪は口を閉じて、眉を寄せている。 私はその様子を気にしながら、卵焼きを一口。 舌触りは、普通。 味は――。 ……? なんだこれ。 ちょ、ちょっと待った。待て。えっと、なんだこれ! 「っ……うん、……おいしいよ」 「嘘だ。律、ちょっと変だよ」 「い、いやマジで。まずくは……ない……ただ――」 「ただ――何?」 詰問のように私を見つめる澪。 私は勢いに圧倒され、正直に返した。 「……味が」 「えっ?」 「悪いけど、卵焼きの味にしては……」 慌てながら澪は自分の分を食べた。パクパク食べて、咀嚼しながら首を傾げる。そして少しずつ真っ青になっていって、お茶を飲んだ。 それから少しだけ咳き込んで、溜め息を吐く。 「……いろいろやりすぎたかなあ」 「何かやったのか? とりあえず卵の味があまりしないんだけど」 「醤油とか、砂糖とか、塩とか……いろいろ混ぜてみたんだけど」 うん、間違ってないけど。私も母さんに、卵を溶くときに醤油や砂糖、塩を少量混ぜておくとかよいと習っている。実際今でもその作り方だ。 「これ、醤油と砂糖の入れすぎじゃないかな。中途半端に辛いぞ」 「……ごめんなさい」 ずけずけと正直に言い過ぎたかな……澪はがっくりと肩を落として、シュンとしてしまった。 落ち込んだように瞼を下げる表情は、本当にショックだったんだなあと思った。 私はなんだかバツが悪くなって、明るく声を掛けた。 「でも全然食べれるよ! そんなにすっごいおいしくないわけじゃないじゃん」 「律に比べると駄目駄目すぎるよ……本当にごめん」 「そうじゃなくてさ……」 私はあまりの消極的な態度に言葉が出なくなってしまった。 取り繕う言葉はたくさん言えるだろう。おいしかったといえば、それは澪の喜びに繋がるのだろうか。 もうすでに、辛いという感想を言い終えている。 ここでおいしいと言ったって嘘だと澪は思うに違いない。 もっと落ち込むだけじゃないのか? そんな嘘だとか本当だとか。 私はそんなこと、どうでもいいのに。 「……でも、嬉しいよ」 「えっ?」 「……澪が一生懸命私に作ってくれたんだから、それだけで十分だよ」 私は卵焼きを食べ切った。辛さは喉に来るけど、でも慣れるとそうでもない。 それよりも、澪があんなに真剣な横顔で作ってくれたこれを台無しにしたくなかった。 気持ちは伝わっていたから、とにかく澪の頑張りを無駄にしたくなかったんだ。 いや、もっと単純で。 澪にそんな顔して欲しくなくて。 「――ごちそうさま」 私は言い放って、箸を置いた。 なんか恥ずかしかったけど、澪がどんな表情をしているか気になった。 私はゆっくりと澪を見る。 澪は。 「……律ぅ……」 目の端に水滴を溜めていた。 「ん、なんで泣くんだ……!?」 「……ぐす……うぅ……」 私は澪の目の前まで動いた。 「ご、ごめん……ホントに、なんか……」 「り、律は悪くない……別に、ショックで泣いてるわけじゃ……」 「えっ?」 「……なんか、嬉しくて」 澪は服の袖で目元を拭いながら、笑った。 「……そっか」 それがわかったら、私も嬉しいや。 澪が笑うことが、私の喜びかもしれないんだからさ。 かもじゃなくて、そうだった。 まだ会って、一週間のくせにさ。 もしかして、私。 私、澪のこと――。 ● 律に卵焼きを作ってあげたけど、調味料の量を間違えた。 律に食べてもらうんだって張り切ったのに、失敗するなんて馬鹿だ私。 でも、律はやっぱり優しかった。全部食べてくれた。 私は嬉しくて泣いてしまった。 人前で泣くのも、家族以外では律が初めてかもしれない。 泣き顔を見せられるほど気を許す人なんて、いなかったから。 私は、律に心を開いているのかな。 そんなこと今までなかったのに。 でも律が相手だと、私はどうしてか嬉しくなっちゃうんだ。 なんか、今までにないくらいリラックスできる。 家以外の場所で、あんな風に笑えるなんて。 お風呂を―― 戻|TOP|次
https://w.atwiki.jp/mioritsu/pages/632.html
<第一部・登場人物> 田井中律……N女子大学一年生・第一部の主人公。 秋山澪……N女子大学一年生 ××……N女子大学一年生・律の友人の一人 □□……N女子大学一年生・律の友人の一人 <プロローグ> 「律、今何か聞こえなかったか?」 私は立ち止まって、隣を歩いていた律に言った。 「――澪も、聞こえた?」 律は不可思議そうに眉をひそめながら私を見た。 ここは学校へ行く途中のただの道だ。 周りには誰もいない。 道の随分先には別の生徒も見えるけれど、でもここまで言葉が聞こえるような距離じゃない。 私はベースを背負い直した。律の鞄から、ドラムスティックがはみ出している。 これもいつもの光景だし、普段と何ら変わりはない。 でも確かに、今。 声が聞こえたんだ。 「まさか、幽霊だったりしてー!」 「お、や、やめろって。こんな朝からそんなこと……」 律が高らかに私をからかった。 私はいつもなら、ビクビクと震えるところだったけれど、不思議とそんな感じになれなかった。 さっき耳に聞こえた、確かな感覚と言葉が、私の体に爽やかな解放感を与えていたのだ。 「……律」 「んー?」 「私たち、ずっと一緒だよな」 「何言ってんだ? 当たり前だろ?」 「本当?」 「ああ。一生離さないからな」 律は少し照れながら白い歯を見せた。 私は安心した。 でも、なんで私はそんなことを律に訊いたのだろう。 一瞬前の台詞なのに、なぜかよくわからなかった。 それよりも、謎の声が引っかかる。 「律も、聞こえたんだろ?」 「聞こえたけど、確かにどこから聞こえたんだろう」 私と律は空を見上げた。 確かに、聞こえたんだ。 囁くような、でも何かとっても誇らしいような声でさ。 ――仲良くやれよ。 それは、私の声にも、そして律の声にもよく似ていた。 <第一部> 昔から、一人ぼっちの子を放っては置けない質だった。 友達はそれをお節介焼きだねとか、余計なお世話じゃないのと口々に言うのだけど、実際気になってしまうのだから仕方が無い。 小学校の時も中学校の時も、決まってクラスには一人ぼっちの子がいて、寂しそうに休憩時間を過ごしている姿が目に入った。 私はそれがとても嫌で、よく昼休みにはそういう子をドッジボールに誘ったりした。 だって、一人って悲しいじゃん。 私は、自分で言うのもなんだけどとても明るくて、遊ぶのが大好きな子だった。 だから休み時間には男の子に混じって球技をやることも多かった。 さすがに中学になればそういうことはなくなったけど、でも元気に行くのが私のモットーでもあったからそれなりに楽しくやっていた。 でも一人ぼっちの子は、楽しくないんだろうなあって。 私がたくさんの人に囲まれて笑って過ごしている時、あの子やあの子は寂しく一人で本を読んでる。 仲間と楽しく笑ってる時、ふと見ればそんな子がいる。無表情もいいとこの、暗い顔で。 それが、嫌だった。 一人でいることの選択をしたのは、その子達自身なのかもしれない。 私たちみたいな楽しく生活してる人たちとは、あんまり仲良くしたくないと思っているかもしれない。 それとも、誰かと話すのが苦手だったり、性格的にそういうのがダメなだけかも知れない。 いろんな理由で、誰かが一人ぼっちになってる。 だからって、私はほっとけなかった。 一緒に遊ぼうよって何人の一人ぼっちにも声を掛けた。 大抵の人は怖がったり、ビクビクしながらも一緒に遊んでくれた。 昼休みのドッジボールに誘ったり、大縄跳びに誘ったこともある。 一人ぼっちだったから、誘って一緒に遊んで。 だけど、次の日になったら――。 次の日になったら、その子たちはまた一人ぼっちを選んじゃうんだ。 昨日一緒に遊んだ子も、次の日は一人で本を読んでるんだ。 だから、私は怖くなる。 私が一人ぼっちの子を遊びに誘ったり、話しかけたりするのは。 もしかしたら、その子達にとってうるさいのかもしれないって。 だけど、嫌なんだよ。 皆で楽しくやってたいんだよ。 私が笑ってて、誰かが笑ってないなんて、嫌なのに。 それを押し付けるのは、自己満足なのかな。 ……―― 「――……りっちゃーん」 友人の声で、目が覚めた。 どうやら寝てしまっていたらしい。 顔を上げると、講義室からぞろぞろと学生たちが出て行く様子がまず目に入った。 私は机に伏せて寝ていたようで、その私を数人の友達が囲んでいる。 「もう講義終わったよ」 「……寝てた」 私は寝起きで重い体だったけど立ち上がり、机の上の筆記用具やルーズリーフをまとめた。 それを手に抱えると、私が起きるのを待ってくれていた友人三人の輪に混ざる。 それから誰かが話題を吹っかけ、それについて話しながら私たちは講義室の入り口へ向かった。 ただ寝起きで頭がぼうっとしていたので、話題に入れなかった。 「――で、その時××ちゃんがさー!」 「だ、だって仕方ないじゃない! それに□□ちゃんもそうだったでしょ?」 「それはそうだけどさあ。ジュースがバーッってなったんだよね。それでね」 「意味わかんないよもう」 私たちはそんな馬鹿な話をしながら、入り口から出る。 ただ私は口も頭も重くて、ただ話を聞いているだけに留まっていた。 その四人の中で最後に講義室を出た私。 さっき目を覚ました時たくさんの学生が講義室を出て行っていたので、多分私が最後だろうと思った。 最後に出る人は電気を消せと言われていたので、私は一応確認のために振り返ってみる。 私はハッとした。 (……まだ、人がいたのか) 講義室は、よくテレビなんかで見るようなそれとほぼ同じだった。 規則正しく並んだ机とイス。長いホワイトボード。 さっきまでそこで、長ったらしい教授の話を聞いていたんだ。 寝てしまったけど、でも大学生としては普通の毎日だ。 私は息を止めた。 その講義室の一番前の席。 そこに、まだ誰か座っていた。 長くて綺麗な黒髪。 寸分狂いもなく、完璧で端整な横顔。 そんな麗しい雰囲気を醸す女の子が、まだ座っていた。 私は壁に手を付いて、数秒――いや数十秒、その子を見つめていた。 (……やっぱり、綺麗だな) 「りっちゃーん。何してんのー?」 呼びかけられて、我に返った。 「あ、待てよ!」 私は廊下に出て先に歩いていっている友達を、そう叫びながら追いかけた。 あの子を、入学初日から何度目で追いかけたのだろう。 ● 4月21日 晴れ 今日初めて課題が出た。来週の水曜日提出らしい。 大学入学のお祝いに買ってもらったパソコンを使ってみよう。 まだ使い方がよくわからないから、計画を立てなきゃいけない。 手帳に計画を書き込むことにする。 晩御飯は野菜を適当に炒めて食べた。おいしくなかった。 そう考えると、ママはとっても料理上手だったと思った。 私はこれから四年間、自炊しなきゃいけないんだ。 ママの大変さが身に染みた。 料理ができるって、本当に尊敬する。 大学に入学してもう十日と少し。 講義は大変だけど、なんとかなりそう。 戻|次
https://w.atwiki.jp/mioritsu/pages/641.html
大学へ行く準備をしていると、お風呂から澪が出てきた。 貸してあげたタオルを体に巻いていた。そして頭にもタオルを被っている。 私は腕時計をはめながらその姿に衝撃を受けた。 「律、ドライヤーとかは……」 胸から下は全てタオルが隠してしまっているけれど、触れたら折れてしまいそうな細い肩や、鎖骨が妙に色っぽかった。 頭はタオルを被っていて表情しか見えないけれど、でもお風呂上がりの暖かい熱気が澪の顔を火照らしている。 「律?」 「……あ、えっ? な、何?」 「ドライヤーとか……くしとか、貸してくれないかな……?」 「あ、ああうん。わかった」 私はなんだか澪の体をジロジリ見ていた自分が恥ずかしくなって、逃げるようにドライヤーやくしが置いてある場所へ走った。 オーブンレンジのすぐ横だ。実家の部屋に置いておいた鏡もすぐ横に置いてあるので、いつもそこでセットしている。 ドライヤーをコンセントに繋げ澪に渡した。 「はい」 「あ、ありがと……」 「お風呂、どうだった?」 「うん。気持ちよかったよ」 澪は微笑んでくれた。 ドライヤーとくしを手渡した時、お風呂上がりのいい匂いが澪からした。 私が普段使ってるシャンプーとボディソープのはずなんだけど……どうして澪がそれを使うと自分と同じに感じないんだ? 澪の方が妙に色っぽいというか……なんか、ドキドキするのだけど。 「そっか、よかった」 「今、何時?」 「八時七分。ここから大学までは二十分だから、あと三十分は余裕はあるよ」 九時から講義開始である。準備や少しの余裕も考慮すると、八時三十分ぐらい出れば大丈夫そうだ。 「わかった……」 私は澪から離れて、部屋の中央のテーブルへ向かう。 鞄に講義で使う辞書や教材を詰め始めた。 しかし行動に頭が伴わなくて、実際チラチラと澪を見てしまっていた。 (……本当に、綺麗な髪だな) 澪の第一印象は、大体そんなものだったから。 とにかく、長くて綺麗な髪が目立つ。 そんな長い髪を、澪は丁寧に乾かしていく。 くしを使ったり、手で撫でるように。 私の準備の手が止まってしまっていた。 乾かしている最中の澪と、目が合う。 「律……?」 「な、なんでもない……」 昨日から、おかしい。 澪の体を意識する。 色っぽいだとか、体の線を見つめてる。 どうしたんだ私は。 「澪の髪って、すっごい綺麗だよな」 なんとなくそう言った。 これぐらいは別にいいかなと思った。 「えっ? そ、そうかな……」 澪は狼狽しながら髪を撫でた。ここから見ていても、指が髪に引っかからない。 さっと流れるような。 「でも長いと大変だよ」 「やっぱりいろいろやってるの? お手入れとか」 私は正直自分の髪なんてどうでも……と思いつつも、やっぱりどこか気になるのでシャンプーとリンスを丁寧にはしている。 まあ髪の毛なんてどうでもいいんだけど……なんて言って見せるけど、やっぱり私は女の子なのだ。 逆に澪は長いし綺麗だ。枝毛なんかも全然なさそうだし、手入れ大変なんだろうな。 「……まあそれなりに」 「へえー……いいなあ。私も伸ばそっかな」 全然髪なんてどうでもいいと思って生きてきたけど、澪の髪を見てからはどうもそれじゃ微妙なのかなと思い始めてきている私がいる。 澪は、女の子らしかった。 私が自分の長い横髪を触っていると、澪は私に言った。 「律は――それでも十分、可愛いと思う、けど……」 「えっ――」 ドキっとした。 言った澪は澪で、顔を真っ赤にさせていて。 私はきっとそれ以上に、顔を真っ赤にさせていただろう。 耳が情報を遮断して、音が聞こえなくなって。 代わりに、跳ねるように心拍数を上げていく心臓の音だけがいやに響いた。 「わ、私着替えてくる……」 澪は逃げるように、お風呂場に入って行った。 私は硬直から解き放たれ、はーっと息を吐いた。 なんだよ今の雰囲気。 私は、澪が着替えに行ってくれたことに少しだけ安堵した。 ● お風呂にも入れてもらった。なんか申し訳なかった。 律が普段使ってるお風呂。他人のプライベートに踏み込んだ気がした。 やけにドキドキしたなあ。 律は、私の髪を褒めてくれるけど、律の髪もとっても綺麗だと思う。 短いのも似合ってるし、触ったらサラサラしてるんだろうなって。 可愛いよと言ったら、律は照れていた。可愛かった。 私は恥ずかしくなって逃げた。 大学はいつもと同じだった。 でも、先週よりは律とよく話す気がする。 まだ恥ずかしさとか、緊張も抜けきれないけど。 誰かと話すって、こんなに楽しかったんだなあ。 律は言った―― ● それから大学に行った。 澪は講義の道具を丸ごと家に忘れているので、ほとんど私と共有で使った。 こういう時席が自由なのは助かった。 もし高校のように席が決められていたら澪は完全にアウトだっただろう。 少しだけ気まずかったけれど、でも私の持ち前の明るさはこういう時にきちんと役立ってくれていた。 何気なく話しかけることは、私の武器。 昨日の夜から朝にかけて、私たちは少しだけ相手に踏み入りすぎたのかもしれない。 おかげで、私はもう胸が痛くて仕方なかった。 褒められたことも、やっぱり澪を意識してしまうのも。どことなくドキドキするのも。 昼食で、また会話する。 私は懲りずに蕎麦を食べて、澪は日替わりランチセットを食べている。 私は何の気なしに質問した。 「澪は、どこの中学校?」 同じ県出身、さらに同じ高校出身だとわかったので、まあもし校区は違っても中学校名くらいはわかるだろう。 そんな軽い気持ちで訊いてみた。 「――中学校、だけど」 おいおい。 「本当か?」 「うん」 「……また同じじゃん」 そう言うと、澪も箸を止めた。最初に桜ケ丘高校出身であるということが一致した時よりも、澪は少しだけ表情を変えた。 あの時はもっと暗かったけど、今回は少しだけ明るくなっているような気がする。 澪は返してくれた。 「本当に? すごい!」 すごいけど。 なんだよ、この気持ち。 「すごいっていうか……じゃあ、小学校は?」 「えっと、――小学校」 「……私も同じ」 「じゃあ、幼稚園は……?」 今度は澪がそう聞いてきた。 冗談だろ。 いやまさかな。 私は自分の中のよくわからない高揚感を押さえつけるように、できるだけ冷静に、かつ笑いながら自分の通っていた幼稚園の名前を出した。 「――幼稚園」 「……同じ」 「じゃあ、何? えーと、幼稚園は四歳からだから……十六年は同じ学校や幼稚園に通ってたってことか?」 「まあ……そうなるんじゃないかな」 幼稚園。 小学校。 中学校。 高校。 大学。 全部、澪と一緒か……。 一緒なんだ……。 共通点が増えるのは、いいことだと私は語った。 好きな物や、趣味、出身が同じなのは話題になる。 ある意味で思い出を共有していることにも繋がるし、好きなものであればそれについて語って面白おかしく話だってできる。 趣味が同じなら、それを分かち合ったり、音楽なら一緒にやったり、スポーツだって一緒に高めあっていける。 そういう意味での共通点。 でも、私は――……私たちは。 共通点が確か、増えた。 それは喜ばしいことかもしれなかったけど。 どうしようもなく寂しかった。 私は、十五年の時を澪と一緒にいなかったんだ。 それがなんてもったいないって。 今、思うんだよ。 タイムマシンがあったら、幼稚園か小学生の私を殴ってきて。 どうにかして澪と友達にする。 でも、それはもう叶わないんだよ。 私と澪が出会うのは、十九歳の春で。 幼稚園でも小学校でも、中学校でも高校でも。 出会わなかったんだ。 それが、寂しい。 なんてもったいないことしたんだ。 澪と出会って一週間で、こんなこと言うのもなんだけれど。 もっと澪と一緒に……。 文化祭だって、回りたかった。 受験勉強だって一緒にしたかったし。 一緒にバンド組んで、学園祭に出たり。 クリスマス会したり。 初詣一緒に行ったり……。 「律……?」 私が黙ってしまったからか、澪が細い声で言った。 「澪……」 澪の表情は、心配そうに私を見つめていた。 今私は、どんな顔をしてるのだろう。 悲しんでるのかな。寂しい顔、してるのかな。 「澪……――」 私は、澪の名前を呼ぶしかなかった。 昼間の食堂で、人で溢れているけど。 誰も私なんか見てなんかいないだろって。 だから。 「……もっと、早くさ」 声が震えてるのが、自分でもわかる。 だけど、言葉は溢れた。 「もっと早く、出会いたかったな……」 それだけだった。 もっと早く、出会いたかった。 私の視界が、歪んだ。 目元を服の袖で拭ったら、濡れていた。 私は、泣いていた。 ● 「それじゃ、澪。また明日な」 「うん。いろいろとごめん」 「私も、昼食の時泣いちゃって悪かったな」 「あ……いいよ、別に」 「また今度、ちゃんとお泊まり会しようぜ」 「……うん!」 バスに乗り込む澪。 帰らないで。 一緒にいてよ。 そう言いたい気持ちをこらえて。 「じゃあな、澪……」 私は手を小さく振った。 無理やり笑って見せた。 「うん。明日……」 澪も、ちょっとだけ寂しそうに笑ってくれた。 私と別れることを、寂しく思ってくれてたらいいな。 そんなの、私だけかな……。 私は無人島に取り残されたような気持ちで、走っていくバスを見送った。 明日、会えるんだから。 私は自分に言い聞かせて、全速力で夕焼けを走りだした。 ● 律は言った。 もっと早く出会いたかったと。 私は、その言葉が悲しかった。 律は泣いてた。 バスに乗り込む時、手を振ってくれた律。 その姿が、愛おしくて、別れたくなくて。 だけど私は笑って見せた。 また明日、律。 ● もっと早く出会っていたかった。 だから、もしパラレルワールドってものがあって。 田井中律と秋山澪が、もっと早く出会っている世界があるなら。 十五歳でも十歳でも……とにかく早く出会ってる世界があるなら。 一緒にいられる時間を大事にしてほしい。 私と澪は、それぞれの過去の思い出に存在しない。 澪の高校時代の思い出に、私――律は存在しない。 同じように、私の高校時代の思い出に、澪は存在しないんだ。 こっちはこっちで、楽しくやるよ。 いちいち悲しんでなんかいるつもりはない。 私は澪と、一緒にこれからやってくよ。 だから、別の世界の律と澪へ。 仲良くやれよ。 私たちも仲良くやるぜ。 戻|TOP|第二部
https://w.atwiki.jp/vocaloidchly/pages/6791.html
作詞:電ポルP 作曲:電ポルP 編曲:電ポルP 歌:初音ミク 翻譯:kyroslee 純潔的未來之景 不可能的不可能的 那種事是不可能的 對啊對啊絕不會偏離軌道的 被無法看見的某物守護着 軟弱得要刻意賣弄自己是特別的 消失於虛幻之中的你的身影 今天伴隨被剪取下來的雲朵飄浮遠去 內心幻想出的是我們的空想 在這裹歡笑着的我們是永遠的 天朗氣清的藍天 分離失散 拜託了請不要消失啊 為這美妙的世界添上色彩的是 在這裹談起的未來的想像 天空遍染夕陽暮色 然而我卻不想回去 Panoramic blue 俯瞰而見的空中情景 「再見了」才沒有想過這竹木十土事 對啊對啊終結尚未看見 無法說出的某句話就那樣沒能說出 變作被拋棄了的未來的材料 沒精打彩地伸延着的街上的倒影 今天看起來是如此樣貌的只得我一人吧 將每當憶起 就會失去的空想 將變得無法相信的永遠 如此就連光輝亦逐漸遠離 創造出逃避的理由 從無恥的過去中浮現出的 是我那一直思慕的卑劣的妄想 天空滿佈夜色 我感覺快要崩潰似的 Panoramic you 想要馬上聽到你的聲音啊 一邊徘徊一邊思念着你 時間此刻亦理所當然地不斷流逝 明明我就無法與之抵抗 在身邊不斷消逝的時間之流 「這樣就可以了 這樣就可以了」 如此告訴自己得令人生厭 內心幻想出的是我們的空想 若然能像在這裹歡笑着一樣由心歡笑的話 拜託了啊 內心幻想出的是我們的空想 在這裹歡笑着的我們是永遠的 天朗氣清的藍天 分離失散 拜託了請不要消失啊 為這美妙的世界添上色彩的是 在這裹談起的未來的想像 天空遍染夕陽暮色 然而我卻不想回去 Panoramic blue 俯瞰而見的空中情景 請別消失 未来景イノセンス 作詞:電ポルP 作曲:電ポルP 編曲:電ポルP 唄:初音ミク 中文翻譯:Alice 未來景色innocence 沒啦沒啦那種事怎麼可能 沒錯沒錯我是不會脫軌的 被看不見的什麼保護著 和被「你很特別」所魅惑的這份軟弱 你的身影消失在虛幻之中 今天被切下拿走一部分 跟著雲一起飄走了 描繪出來的是我們的幻想 我們會在這裡笑著直到永遠啊 天空是如此清澈 卻如此遙遠 請無論如何都不要消失啊 將美麗世界上了色的是 曾在此處傾訴的未來想像 天空染上夕霞 卻不想回家 Panoramic blue 俯視而見的空中景色 "bye bye"之類的不考慮喔 沒錯沒錯終點還看不到啊 沒說出口的東西還是沒說 丟在一旁當作未來的素材 無精打采地延伸的街影 今天看起來像這樣的 大概只有我一個人吧 每當想起 就把弄丟的幻想 和變得無法相信的永遠 就算還閃閃發亮也逐漸遠離吧 來製造一個逃避的理由吧 從厚臉皮的過去中浮現的是 我曾羨慕過的卑鄙妄想 天空染上夜黑 我好像快被擊潰 Panoramic you 好想馬上聽到你的聲音啊 徘徊之餘想著 現在也理所當然地時間正流逝著 明明連踏步向前都做不到 在死纏不放的時間之流中 "這樣就好 這樣就好" 說給自己聽直到厭煩 描繪出來的是我們的幻想 如果能像曾在此處笑過一樣笑出來的話 就拜託了 描繪出來的是我們的幻想 我們會在這裡笑著直到永遠啊 天空是如此清澈 卻如此遙遠 請無論如何都不要消失啊 將美麗世界上了色的是 曾在此處傾訴的未來想像 天空染上夕霞 卻不想回家 Panoramic blue 俯視而見的空中景色 請不要消失
https://w.atwiki.jp/hmiku/pages/44816.html
【検索用 さくひこんせのいのせんす 登録タグ 2018年 VOCALOID v flower いよわ さ 曲 曲さ 殿堂入り】 + 目次 目次 曲紹介 歌詞 コメント 作詞:いよわ 作曲:いよわ 編曲:いよわ 唄:flower 曲紹介 「その『無罪』を味わっていました。」 曲名:『昨非今是のイノセンス』(さくひこんぜのイノセンス) いよわ氏のVOCALOID曲2作目。 歌詞 (piaproより転載) いたって平和なクラスルームから 流れ出す悪い噂 完璧 あの子の放課後の裏の顔 犯人探しに立つフールたち 表の仮面の虜 認めたくないよね? 信じたくないよね? ひっくり返そう 腐りきったこの△(さんかく)を I am innocence 悪くない 罪はあの子にバレなきゃ罪じゃない だから隠す、隠すの 何も無いように笑うの I am innocence 悪くない 今日をやりすごせたならバレやしない だから隠すの、隠し通すの 昨非今是の秘め事を すべては愛しのあの人に 「騙されるな」伝えたいだけ 嘘です好感度稼ぐため 「ねえ、こんなことやめようよ(笑)」 能あるクズならクズ隠せ 日頃の行い品行方正 目と耳くらいは無いかよく探せよ 引きずり下ろそう あぐらかいてる八方美人 I am innocence 悪くない 罪は表に出さなきゃ罪じゃない だから耐える、耐えるの こみ上げてくる笑いを I am innocence 悪くない 歪む心とモラルと罪の意識を 耐えるの、耐え忍ぶの 昨非今是の秘め事を I am innocence 彼と結ばれるべきはあなたじゃない I am innocence だけど私でもない I am innocence 悪くない 罪は自分も騙せりゃ罪じゃない だから騙す、騙すの 汚れる前の自分を I am innocence 悪くない 燃える靴で踊るのは乙じゃない? だから騙す、欺くの 昨非今是の秘め事を コメント めちゃくちゃ好き!!この曲ももっと伸びるべき -- 名無しさん (2022-12-02 23 53 19) さくひこんぜのイノセンス -- 名無しさん (2024-01-25 10 14 29) この曲ニコニコにしかないからあんま伸びてないのかな?神曲だからいよわさん好きな人にもっと知って欲しいな。スポティファイの追加も待ってます。 -- いよわ好き (2024-01-29 08 32 10) いつか、わた禁とか黄金数の2024verみたいな形でもいいので、アルバムに来て -- 名無しさん (2024-07-30 15 33 33) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/mioritsu/pages/633.html
N女子大の食堂で、私を含む四人は席について食事をしていた。 お昼時なので当然学生は多く、食券の券売機には長蛇の列ができている。 カウンターに置かれている出来上がった料理を取りに行く人、友達と一緒にやってきた人……いろんな人がそれぞれの時間を楽しんでる。 ざわめきはとても大きくて、少しばかり耳障りだ。 ただ、友達との会話に集中するとそれは気にならなくなるので、私たち四人はやはり他愛もない話を続けている。 こうやってここで食事をするのも少しずつ慣れ始めていた。 私は日替わりランチを食べている。友達三人もそれぞれ好きなものを食べていた。 一つの話題が途切れた時、私は兼ねてから気になっていたことを三人に尋ねてみようと口を開いた。 あまり気張らず、あくまで『ふと思い出したんだ』というような素振りで声の調子を落ち着かせる。 「なあ、あのさ。聞きたいんだけど」 「うん?」 友人たちの視線が私に集まる。 「あの、いっつもさ……講義の時、一番前の席で受けてる髪の長い子、いるじゃん」 昨日、講義室から出ようとした時、まだ残っていた女の子。 綺麗な、長い黒髪の子。 別に外見だけが気に掛かってるわけじゃない。 そりゃ確かに美人だけれど、それだけじゃないなんかよくわからない引力みたいなのが働いているような気がした。 昔っから、一人ぼっちはほっとけない。 「ああ、あの子? いっつも一人でいる子だよね」 いきなりそんな反応をした友達の一人。 自分のことではないし、別にあの子が身内なわけでもないのだけど、どういうわけかズキッとした。 『一人ぼっち』……自分でさっきそう形容したくせに、誰かが口に出すと、まるで自分に言われたかのように少しだけ痛かった。 「あの子がどうしたの?」 「いや、名前知りたいんだ。話しかけてみたくてさ」 意外とその言葉はあっさり出た。 話しかけてみたいって言うのは、結構純粋な気持ちだった。 友達になってみたいし、いっつも一人だから寂しい思いをしてるんじゃないかって気もするのだ。 「へえー、りっちゃんってそういう人ほっとけないタイプなの?」 「わ、悪いかよ」 「今時珍しいなあ。りっちゃんみたいな子そういないよ」 友達皆は笑顔で感心するように声を漏らした。 聞けば、あんまり一人ぼっちの子に話しかけようとする人はあまりいないようだ。 彼女たちと私の出身は全然違うけど、やっぱり何処の県にも高校にも一人ぼっちはいて、誰ともかかわらず生活している人が居たようである。 だけど、そんな子に話しかける人なんてそうそういなかったらしい。 「珍しいのか? 私は昔からそうしてきたんだけど」 でも、実際、それで得られたものは特に無い。 あるのは一時の楽しさと満足感だけだった、気もする。 それもわがままかな。 「話しかけなくてもいいんじゃないの? 多分ああいう風に誰とも関わらずに生活してる子って、私たちのことあんまりいい目で見てないんじゃないかな」 友達の一人が、ちょっと悲しそうに目を伏せつつそう言った。 私はよく意味がわからなかった。 わかりそうだったけど、でも、自分で考えをまとめるのが無理そうだったので、言葉を促す。 「つまり?」 「見下してたり、とか?」 その時、友達の一人の携帯が鳴って、話題は途切れた。 ……見下す、か。 入学式から度々あの子を見てきたけど、全然そんな様子はなかったと思う。 いっつも表情はなくてクール。怒っているような表情というわけでも、微笑んでいるというわけでもない。 ただただ冷静に。その場しのぎの冷静沈着な態度を取っているように見えた。 でも、一瞬たりとも冷たい視線を見せたことは無いんだよ。 そんな小説やドラマで見るような、悲観的な空気をあの子から感じないんだ。 私たちとの温度差があっても、だからって見下すような。そんな子じゃないと思うんだ。 なんでそんなこと、赤の他人の私が言えるかってわかんないけど。 でも、なんかそういう感じだし。一度も話したこと無いくせに、たまに目が合う程度のくせに、あの子の名前もわかんないくせに。 一週間ちょっとたまにあの子のこと見つめてた程度でわかったような気になってる私。 でも、なんか不思議だなあ。 他人って気がしないんだよな。 「それでさ、あの子、なんて名前なの?」 ● 4月22日 晴れ 課題の計画を立てた。火曜日辺りに終わるようにする。 パソコンに慣れていないので、とっても時間が掛かりそう。 人差し指でしか打てないから、早く慣れなきゃいけないな。 説明書を片手に頑張る。 晩御飯は、たまご料理にした。 たまごを使ったものは高校時代につくったことがある。 だけど、あんまりおいしくなかった。 でも、食べられればいいかな。 最近いつも、ある人と目が合う。 誰なんだろう。 ● あの子の名前は、秋山澪というらしい。 ただ私の友達三人は秋山さんと話したことはなく、入学式前の点呼でそう呼ばれていたのをたまたま覚えていただけだと言うのだ。 それに、私もこの十日間たまに秋山さんを見ていたけど、誰とも喋ってはいないみたいだったし、ずっと一人だった。 一人で講義室に入ってきて、一人で講義を受けて。 もしかしたら、一人でお昼を食べてたりするのかも……。 私は頭の中でその光景を再生させてしまった。 それが、なんだか嫌だった。 言うなれば、仮病で学校を休むような。 自分は嘘偽りで楽をしているけれど、でも皆は私を心配してくれているみたいな。 言いようのない罪悪感というか、そういうものがモヤモヤっと体を浸しているのを感じる。 だから、ほっとけないんだよなあ。 次の日、私は秋山さんを昼食に誘うことにした。 私たち四人グループと一緒に食事を取るのだ。 私はそれを実行に移すため、講義室の後ろの方で友達にその話をしていた。 すでに講義は終わっていて、この後昼食の時間である。 私は友達三人に、少し小さめの声で宣言した。 「というわけで、秋山さんを昼食に誘ってくるよ」 「りっちゃんかっこいいー」 友達が茶化した。 「でもさあ、秋山さんそうホイホイとりっちゃんに付いてくるかなあ」 「というと?」 「だって突然誘ってもあれだし。普段一人でいる子が、私たちの仲良し四人組と一緒に食事なんて正直苦痛でしかないと思うんだけど」 一理ある。 もし私が秋山さんだったとしたら、すでに出来ているグループに突然混ざって食事なんて精神的にきついはず。 そりゃそうだよなあ……仲のいい人たちに、普段は一人ぼっちな子。 どうしたって気疲れしちゃうかな。 私は唸った。 そんな折、友達の一人がポンと思いついたように手の平を叩いた。 「そうだ。別に私たち三人はいらないじゃん」 「――えっ?」 えっ、としか言えなかった。 「そーだね。りっちゃんと秋山さんは二人っきりで学食行ってきなよ。そうすれば多分秋山さんも気が楽だよ」 呆気にとられて、よくわからなかった。 えっと、つまり……私はさっきまで秋山さんを、私たち『四人の』食事に誘おうとしていた。 でもそれだと秋山さんが大変だから、二つのグループに別れようというわけだな。 友達三人のグループと、私と秋山さんの二人っきりのグループ……。 なるほど。 ん? なるほど、じゃねえ! 「ってマジかよ! それ今度は私も結構精神的に来るじゃねえか!」 「いいじゃーん、意中の秋山さんと二人っきりなんだよ」 い、意中って……。 「そ、そんなんじゃねーし……」 意中とか、そんなんじゃないけど。 でも、今までとなんか違うぞ私。 だって、今までだって一人ぼっちの子を何かに誘ってきたじゃないか。 ドッジボールでも野球でも、一緒にお絵かきでも。 何でもかんでも一緒にやろうよって誘ってきたじゃないかよ。 別に誰かと二人っきりになったことだってあるじゃないか。 なんで今さらそれに戸惑ってたりしてるんだ? 視線の先の秋山さんは、講義が終わって片付けをしていた。 「じゃあ、私たちはお先に失礼するねー」 「頑張ってねーりっちゃん」 「遠くで見てるからねー」 思い思いのことを言って、友達三人は講義室から出て行った。 いつもならここで何か返すけれど、その時ばかりはそうも行かなかった。 今、講義室には私と秋山さんしかいない。 秋山さんは私になんか目もくれず、筆記用具なりを片付けていた。 なんかドキドキしてた。 ありえないだろ。別に好きな子に告白に行くわけでもないんだぞ……って私誰かに恋したことなかったわ……。 まあでもそういう気持ちは想像できるっていうか……。 なんていうんだろう、怖いんだけどそうしたいみたいな。 好奇心とも違うし、怖いもの見たさでもないし。いやそもそもそんなのとは全然違うし。 あーもう自分がよくわかんないな。 こんなの初めてなわけじゃないのに、でも初めてみたいな気持ちが湧き上がってくる。 なんか、話しかけたいなって思っただけだから。 緊張してるだけだよな。 私は片付けを黙々としている秋山さんに声をかけた。 「あっきやっまさーん!」 私の快活な声。 秋山さんがこちらを見た。 目を丸くしている。片付けの手が止まった。 私は近づいて、自己紹介する。 「どーも。私、田井中律!」 名前を告げる。元気な声で。 さっきまでは緊張してたけど、一回声を出してみたら意外と頭にいろんな言葉が浮かんできた。 あとは適度に秋山さんに言葉を促して、私らしい明るさで声を出すだけだ。 「秋山澪ちゃん、であってるよね?」 「……は、はい」 初めて声を聞いた! 反応してくれたのが無性に嬉しい。 秋山さんは、話しかけられてるのに慣れていないのか、それとも突然声を掛けられたことに驚いているのか表情を強張らせている。 はい、という返事にさえ戸惑うように、迷うように目を泳がせている。 実際一瞬だけ目が合っただけで、あとはずっと目を泳がせてばかりだった。 視線を合わせてくれない。 だけど仕方ないと割り切って、私は本題に移った。 「ねえ、一緒にお昼食べに行こうよ。秋山さんも、食堂でしょ?」 「え……い、いいです」 遠慮されてしまった。でも、これは当然の反応だ。 もし私が秋山さんだったとして、見ず知らずの奴に食事に誘われても遠慮の言葉しかでないだろう。 だけど、ここで引き下がるのなら私の名が廃るってものさ。 「いいからいいから! ほーら、行くぞ」 秋山さんが荷物を持ったと同時に、私は彼女の手を掴んだ。 そして半ば強引に引っ張る。 「ちょっ待って……」 「早く行かないと日替わりデザートなくなっちまうからな!」 私は、秋山さんの手を掴んだまま走り出した。 秋山さんは、振り払おうともせず。 ただ私と一緒に食堂に走ってくれた。 走ってくれたっていうか、私が引っ張っただけか。 食堂には、何種類かのテーブルがある。 中央の方には、長い机がいくつかくっついたような大人数で座れるタイプの席。 その周りには、四人掛けが出来る程度の席。 そして、窓際の方は主に二人で向かい合って座れるようなタイプの席がある。 食事を共にする人数によって席を選り好みできるというなかなかいい食堂だ。 普段なら友達三人と私で、四人掛けの席に座って昼食を取る。 でも今は秋山さんと二人っきりなので窓際の二人席についた。 「秋山さんは、和食好きなの?」 私は尋ねながら、秋山さんが食べている和食セットを見た。 ご飯にお味噌汁、それと焼き魚というもう本当に和食というセットだ。 「……どっちでも、ないです」 「じゃあなんでそれを選んだの?」 「……適当です」 それだけ言って、また箸を動かしはじめた。 うーん、簡単に会話が終わっちゃうなあ。 そりゃほぼ初対面の人と会話をしようという気にはならないよな。 第一秋山さんにとっては無理やり連れてこられたようなものだし……私が無理言って相席してるようなものだから。 暗いとも明るいとも言い切れない。 でもどちらかといえば陰りのある顔で黙々と食事する秋山さん。 私はといえばきつねそばを食べているのだけど、でも全然箸は進まなかった。 次は何を聞こう、何を言えば秋山さんは話してくれるんだろう。 そればかりに頭が行っていた。 「ねえ、秋山さんはどこの県出身?」 とりあえず話しやすいのは相手の素性だ。 別に隠す必要も無いような、むしろ話題性になるのはそういう出生だったりの話。 だてにいままで友達をたくさん作ってきたわけじゃない。 自分なりにスキルみたいなのを手に入れてるんだ……というのは、嘘で。 でも『相手が私なら』って考えた時、どんな質問なら答えやすいのか考えたらこういう質問しかないと思うからだった。 「……――県、です」 あまりにも馴染んだ県名だった。 「え? 私もだ」 「……そうですか」 秋山さんも一瞬驚いたような、感心する様な目をしたけれど、やっぱり受け流すような態度で受け答えした。 だけど、共通点が見つかったんだ。これを会話のタネにしないわけにはいかない。 「すげー、偶然だな! ちなみに、高校は?」 「桜ヶ丘、です」 「――マジ?」 何の冗談だこれ。 「……私も、桜高だ」 「……そう、なんですか」 さすがの秋山さんも、箸を止めて私を見た。 お祭りのビンゴ大会で、特等を取ったような気持ちだった。 実際そんなことはなかったけど、でも。 なぜか偶然でもなんでも、それがピッタリあってるっていうか。 言ってることめちゃくちゃだけど、でも。 偶然にしちゃ出来すぎてるっていうのかな。 たまたま一人でいるから、気になって。 それで誘ってみた。 それだけのに、出身の高校が同じだなんて。 よくわからない――でも、どちらかといえば嬉しさみたいなのが湧きあがってきた。 でも、私の記憶に、秋山さんは存在しなかった。 「もしかしたら、すれ違ったりとかしてたかもしれないなあ」 「……そうですね」 また目を伏せた秋山さん。 そしてまた食事を始める。 ……喜んでるわけじゃないのかな。 そりゃそーだよなあ。 だって勝手に運命めいたことを感じてるの私だけだもん。 話しかけてるのも私だけだし、気になってたのも私が一方的にそうだっただけだろうし。 別に秋山さんからすれば私との共通点なんてどうでもいいよな……。 でも、嬉しいのは事実なんだ。 気になってた子と一緒にご飯食べたり。 実は出身が同じって。 なんか、高揚しちゃうな。 「……できればだけど」 「……?」 「本当に嫌ならそう言ってくれればいいんだけどさ」 私は、提案した。 とりあえず、名字で呼ぶのはちょっと。 友達っぽくない、だろ。 「澪ちゃんって、呼んでいい?」 私が緊張して言うと。 秋山さんは、箸をぴたっと止めた。 そして、上目遣いに私を見て。 戸惑ったように、また目を泳がせて。 数十秒して。 コクリと頷いた。 ● 4月23日 晴れ 今日は大変だった。 田井中律って子に話しかけられて、一緒にご飯を食べた。 そんなの初めてだったから、あんまり上手く喋れなかった。 田井中さんに嫌な思いさせちゃったかな。 絶対そうだ。ごめんなさい。 同じ高校出身だというのは、とても驚いた。 だけど一度も同じクラスにはなったことが無いと思う。 なったことがあるのなら、忘れることはできなさそうな人だから。 初めてパパとママ以外の人に下の名前を呼んでもらった。 嬉しいという気持ちがないわけじゃないけど、でも恥ずかしかった。 晩御飯は、レンジで温めるだけのタイプのものにした。 課題は順調だったけど、でもちょっと苦しいかもしれない。 今日はなんだか体の調子がおかしかった。 田井中さんと話したからかな。 今日は日記が長くなってしまった。 戻|TOP|次
https://w.atwiki.jp/talesofdic/pages/2558.html
地名・地形:イノセンス 街・村 ダンジョン ギルドダンジョン(GD)(DS版) 街・村 王都レグヌム 峠のキャンプ?(R版) 聖都ナーオス 東の国アシハラ ガラム港?(R版) 西の国ガラム 南の国ガルポス グリゴリの里 商業都市マムート 補給拠点トート?(R版) 北の国テノス サニア村 ミュース族の里?(R版) ダンジョン フルフィの森?(R版) レグヌム峠?(R版) 転生者研究所 西の戦場 憂いの森?(R版) ナーオス基地 レグヌム鍾乳洞 商店主の屋敷?(R版) アシハラ王墓 カリュプス鉱山?(R版) 異界の狭間ニーゲル?(R版) ケルム火山 戦艦ラヴェンデル?(R版) ガルポス果樹園?(R版) ガルポスジャングル レムレース湿原 北の戦場 テノス兵器工場 神待ちの園 飛行船ウェントス?(R版) 天空城 魂の巡礼路カルディア?(R版) 黎明の塔 トライバースゲート?(R版) ギルドダンジョン(GD)(DS版) ギルド管轄区域#1(レグヌムGD) ギルド管轄区域#2(ナーオスGD) ギルド管轄区域#3(アシハラGD) ギルド管轄区域#4(ガラムGD) ギルド管轄区域#5(ガルポスGD) ギルド管轄区域#6(マムートGD) ギルド管轄区域#7(テノスGD) ギルド管轄 立入禁止区域
https://w.atwiki.jp/satsuki_novels/
About 妄想イノセンス 管理人のサツキが好き勝手に小説を書いてるお部屋です。 好き勝手に書いている小説ですが著作権はサツキにあります。 Novels 長編 coming soon... 短編 ユキエガオ About me 名:サツキ 生:198x.05.21 星:牡牛or双子 血:Rh+A 好:漫画、音楽、映画、甘い物 嫌:虫、空気の読めない人 Link リンクフリー サイト名/妄想イノセンス 管理人/サツキ サイトアドレス:http //www24.atwiki.jp/satsuki_novels/ @wikiへようこそ ウィキはみんなで気軽にホームページ編集できるツールです。 このページは自由に編集することができます。 メールで送られてきたパスワードを用いてログインすることで、各種変更(サイト名、トップページ、メンバー管理、サイドページ、デザイン、ページ管理、等)することができます まずはこちらをご覧ください。 @wikiの基本操作 用途別のオススメ機能紹介 @wikiの設定/管理 おすすめ機能 気になるニュースをチェック 関連するブログ一覧を表示 その他にもいろいろな機能満載!! @wikiプラグイン @wiki便利ツール @wiki構文 バグ・不具合を見つけたら? お手数ですが、こちらからご連絡宜しくお願いいたします。 ⇒http //atwiki.jp/guide/contact.html 分からないことは? @wiki ご利用ガイド よくある質問 @wikiへお問い合わせ 等をご活用ください
https://w.atwiki.jp/3size/pages/2441.html
『イノセンス 冤罪弁護士』 出演者情報 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 和倉楓 川口春奈 26 166 75 60 84 2011/05/24 有馬聡子 市川実日子 43 169 82 60 89 2012/09/05 秋保彩花 伊藤梨沙子 25 156 44 74 58 83 2012/05/30 ゲスト 第4話(2019/2/9)ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 小笠原奈美 ともさかりえ 42 168 78 56 81 2010/08/10 姫島理沙 入山法子 36 168 81 62 88 A 2014/09/15 第7話(2019/3/2)ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 乗鞍満里奈 川島海荷 27 154 72 56 77 2012/01/31 第8話(2019/3/9)ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 松ケ下玲子 星野真里 40 156 73 61 84 C 2016/07/22 第9話(2019/3/16)ゲスト 役名 名前 年齢 身長 体重 B W H カップ 更新日 那須亜里沙 木崎ゆりあ 25 156 77 57 85 2014/07/23